« 2008年06月22日 | Top

最新記事【2008年06月23日】

【五十肩の症状】


○初期の違和感【この頃はあまり気にしません】
最初は何となく肩が引っかかる感じがする。腕枕がきついといった程度のほんの僅かな肩の異変です。生活できなくなる程の痛みもありませんから、放っておくことが殆んどではないでしょうか。『そのうち消えるでしょう!』くらいなものです。この頃は、歯痛のような夜間痛【夜間痛を対処する方法】は、まだありません。


五十肩.jpg

○初期の進行期【治ると思っていますが、なかなか思うようになりません】
五十肩なので消えると思っていたけど1月経っても同じ感じです。消えてしまうこともありますが、これは五十肩とはいえません。他の肩関節の原因があり、これが治っただけの事です。そのうち少し心配になってきます。『もしかして五十肩かしら?』そして友人や家族に相談します。すると『運動不足じゃないの〜』なんて言われて、しぶしぶやったことの無い運動を始めます。はじめは水泳がいいのではないかと考えて、プールに行ってみたりします。そして、泳いでみますが、泳げないことは無く、むしろ水泳の後は、治ったような感覚さえします。しかし、筋肉が水泳の疲労を忘れると、また同じ痛みが出てきます。つまり、腕枕が出来ない引っかかるような感じです。


○中期の炎症【激痛が出てきます。拘縮(写真参照)の始まりです】
運動が足りないと思って、他の運動も取り入れてみたりしますが、一向に症状は改善されません。改善されるどころか、心なし痛みが強くなってきます。心配になって病院に行きますが、確定的な診断はありません。『五十肩でしょうね〜運動しましょう。』ことが多いようです。そして更に運動します。ある時を境に痛みが激化します。炎症が起きたようです。もう運動はしません。五十肩の場合は、運動をしなくても、いずれは同じ拘縮状態になることが多いです。痛くて動かせなくなります。そして、だんだん痛みは強くなります。


○中期【大きな炎症は治まっていますが拘縮が強くなります】
次第に、痛みと共に拘縮と呼ばれる肩関節の硬化が出てきます。動きは半分以下になります。この頃から、夜間、寝ている時に歯が痛いような腕の疼きが出現することが多くあります。すべての方ではありませんが、この夜間痛が、皆さんを最も苦しめる五十肩の実態です。拘縮が出てきて、夜間痛が出て、初めて『いわゆる五十肩』を実感することが多いです。初めて病院に受診するのも、この頃が多いのではないでしょうか。
夜間痛を自己調整する方法


○後期【拘縮はありますが、痛みは大分楽になります】
拘縮期が末期になりますと、夜間痛もあまり感じられなくなります。痛みも、腕がうずくような痛みは無くなって来て、肩が硬くなっている痛みのみに移行してきます。この頃は『もう治るかな〜』と何となく感じられるようになります。そして、動きは半減したままではありますが、積極的に動かすことが出来る様になります。ここで初めてエクササイズが、有効になることが多いです。五十肩の初期に、水泳などをして痛みが変わらないか、悪化するケースは多く見られます。


○回復期【エクササイズの効果が出る時期です。運動が重要な時期】
ここでようやく運動が可能となります。そして、運動することが、肩関節の可動域を拡げ、本来の動きに戻っていくことを感じます。エクササイズをして、効果が実感できるようになり、努力と共に改善がみられます。ここでエクササイズをサボるとなかなか治癒しません。最終的には治る疾患ですが、的確な時期に的確な処置を成せば、3ヶ月〜6ヶ月で概ね治ります。処置が甘いと長引きます。激痛ですから、早く治してしまいたいものですよね。


※肩関節の痛みが出てきたら、早合点せずに、まずはメディカルチェック(医療検査)を怠り無くしましょう。

【五十肩の原因】


いわゆる五十肩の原因は実は解明されていないのです。肩関節周囲炎とも呼ばれますが、判らないというのが正解なです。他の肩関節の異常が発見されなかった肩の痛み、もしくは、動きの悪さをいわゆる『五十肩』として総称しているようです。


五十肩の原因.jpg

いわゆる五十肩の方は、皆さん同じような痛みを抱えておられるので、大体判別がつきます。おそらく、本当は原因があるのでしょうが、確固たる証が無いのです。最近ではMRIをはじめ、画像診断も精密な機械が多く利用されるようになっていますので、細かい肩関節の診断が病院で出来るようになっています。


五十肩は、これらの超精密な画像診断でも発見することが出来ない原因を秘めているのです。もう少し精度の高い画像診断機器が将来的に出来たなら、もしかして、五十肩の原因もはっきりするかもしれませんね。


仮説として挙げられるのは、過去の肩関節の外傷が原因であるという説です。【例】肩関節の脱臼は、肩関節の靭帯を緩めてしまいます。『関節の不安定性』と表現されていますが、肩の関節を締める力が低下してしまった状態です。伸びた靭帯は外傷後の治療次第で予後が分かれます。個人差もありますので、一概には言えませんが、しっかりと治療を怠らずに、根気よくエクササイズした場合は、予後が良いとされています。


この予後が悪い場合は、後々五十肩へと発展していくという仮説があります。これは脱臼に限らず、僅かに痛めた肩関節の障害でも、五十肩に発展していくとされています。この仮説が正しいかどうかは判りません。


また、上記の仮説に付随して、微細な骨折もしくは骨の傷のようなものが生じて、筋がしっかり働けなくなる事で、痛みが誘発されるという仮設もあります。骨の障害部位は肩甲骨、上腕骨、鎖骨などです。当然ですが、頚椎の異常は腕神経に影響を与えますので、腱反射が正常であっても肩関節には少なからず影響を与えていると思われます。


現状では、異常は発見されず、五十肩の原因もわかっていないというのが事実です。


【五十肩の治療】


肩の痛みが出てきたら、まず、最初にどうしたらよいのでしょうか。


五十肩の治療.jpg

○病院に行きます。(まずは検査で現状把握です)


■レントゲン検査をします。レントゲンでは骨折、脱臼、変形などの異常が診て判ります。野球の選手や運動選手は関節唇等の異常も画像診断で確認します。


■血液検査では感染症やリウマチを診断します。感染症の場合は、相応の処置が重要です。


■関連痛を考慮に入れた診断をします。例えば左の肩の違和感や腕の違和感は心臓の異常の可能性があります。


■神経学的な検査を実施します。脳疾患の除外、神経根障害、脊髄病変などの有無を整形学検査にて確かめます。(神経絞扼の検査もします)


■筋肉の異常を探します。触診もしくは整形学検査を用います。圧痛や過緊張、低張などを調べます。


■関節の異常を確かめます。これは自動運動や他動運動を駆使します。更に圧痛を確かめます。


この時点で、肩関節の異常が、ある程度限定されます。ここでは、五十肩の診断ですから、それ以外の筋骨格系の異常を除外しなければなりません。レントゲンで骨折や脱臼や変形は無いことがわかりますので、あとは、筋肉の異常を詳しく調べます。どの筋肉の異常があるのかを調べて、その筋肉に対しての対症療法がなされます。ただし、病院に行く時点で拘縮があれば、滑液胞や靭帯は痛んでいることが多いです。何もしていないのにです。(ここで初めて原因がわからないということになります。そして五十肩となります)


とはいえ、痛みがあるのですから、何か原因はあるのです。現代医療的には診断不可能だということなのでしょう。【仮説は沢山ありますし、痛みをと治療法はあります。】


通常は、薬物療法、物理療法、理学療法、その他が施されます。神経ブロック注射やヒアルロン酸注射も専門医によって成されることがあります。


その他、鍼灸、マッサージ、整体、カイロプラクティックも五十肩の治療にはよく用いられます。


五十肩の治療で、もっとも大切なことは、時期をしっかりと把握するということです。時期とは、五十肩の症状の項で書いてある通りです。この時期によって、的確な治療は異なりますし、間違った治療は、症状を悪化させ、治癒に掛かる時間を、大幅に増やしてしまう可能性があります。

※まずはメディカルチェックを怠り無くしましょう。

五十肩.guide

五十肩.JPG五十肩は、一般医療では異常が見当たらない肩関節周辺の痛みを言います。肩関節の痛みの中には、関節の異常、靭帯の異常、筋肉の異常、神経の異常、感染、等々の原因が必ず潜んでいます。五十肩にも原因がありますが、現代医療においては診断不可能です。このように痛みがあるのに、検査で異常が出ない肩関節の痛みを総称して『五十肩』と呼んでいます。五十肩の症状は皆一緒で、同じ経過をたどることが多いです。それ以外の肩関節痛は、大体診断が可能なはずであり、五十肩ではありません。ここでは五十肩のよくある症状、原因、治療の他、いつ何をしたら良いのか、運動の良否は。。等を私見を交えて解説しています。縁ある皆様のご健康をお祈りしております。

☆飲んで治す五十肩↓
階段の上り下りがつらい。膝が曲げれない。こんな悩みに飲むヒアルロン酸『皇潤』


肩関節の滑液泡と靭帯


その道のプロが、あなたをガイド。All About
「50代からの健康法」掲載サイト

スポンサードリンク
更新履歴