五十肩のことをよく肩関節周囲炎と呼んでいます。でも、数ヶ月たって後の肩関節の痛みに炎症はないです。それにもかかわらず肩関節周囲炎と呼ばれていますが、原因がわからないという事です。炎症の初期は激痛が走り、強い炎症もあるかもしれませんが、慢性期に入ってからは、大きな炎症は、あまりありません。それでも痛いのが五十肩なのです。

また、疼痛性硬縮症と呼ばれる肩関節の疾患があります。フローズンショルダーと呼んでいますが、まさに凍って硬くなった肩を表現した名前です。これは非常に五十肩をよく表現した名前です。
もう一つ、癒着性関節包炎と呼ばれる肩の痛みがあります。これはまさに肩関節が癒着を起こし、動かすたびにギクシャクと悲鳴をあげる状態です。上記の疼痛性硬縮症の末期と位置されています。
五十肩の中期から末期にかけての症状が、この2つの名前で上手く表現されています。ですから、肩関節周囲炎という名前は、五十肩を知らない人がつけた名前か。。そんな風にも思います。
一番辛いのは、疼痛性硬縮症と呼ばれる段階の痛みです。この痛みはいわゆる夜間痛であったり、うっかり動かしたら激痛が走ったなんていうのがこの時期です。鎖骨の調整で何とか上手に乗り切れれば、次の段階で癒着性関節包炎をエクササイズで乗りきればよいです。
癒着性関節包炎も末期ですから、ほとんど炎症はありません。ですから、アイシングや急性期の治療はしません。慢性化した癒着をどうにか動かしていくことが大切です。無理な調整は炎症を引き起こしてしまうこともあるでしょうから、無理のない的確な調整です。又は運動です。
運動に関してもいろいろな意見がありますが、一般的に言われているような、リハビリ的なコドマンズ体操は、実際効果をあげているのであろうかと思うことがよくあります。これは、実行の時期に左右されているようです。時期を誤れば、悪化することも大いに考えられます。末期で肩関節包の硬くなったのを改善する時は、その効果を発揮します。