『五十肩を治す薬はあるのでしょうか。』五十肩に直接効果を発揮する薬はありません。痛みに対しての消炎鎮痛剤や、時にはステロイド、そして、筋肉を和らげる作用のある薬を処方される事が多いようです。
また、薬ではありませんが、ビタミン剤やヒアルロン酸を処方されることもあります。ヒアルロン酸は注射として、患部に直接注入します。関節の滑りをよくしたり、負担をかけないようにしたりする事が可能です。これも、直接的に治す治療ではないのですが、現在一般的に行われている薬物による治療方法です。
このほかに漢方もあります。漢方薬は、患部に直接働きかける類のものではありません。体全体を活性化して、肩の痛みにも働きかけるというものです。劇的な効果は望めませんが、身体を全体的に調節していくという意味からは、やって損はないと思います。これで五十肩が早く治れば、言うことなしですよね。
また、薬ではありませんが、サプリメントの利用をする方も沢山おられます。サプリメントはあくまで不足している栄養素や、微量に体内に存在してはいますが、なかなか摂取が難しいとされる、亜鉛などのミネラル類を、補足的に摂取する事が目的です。これも、直接的に五十肩に効くものではありませんが、原因が特定されていない今では、もしかしたら、的を得た治療法である可能性もあるわけです。試したことがない方は、試してみるのもいいと思います。納得のいくように治療を試してみるのも大切なことです。
『あの時あれをしておけばよかった』などの後悔の無いようにしましょう。ただし間違った治療はしないように気をつけてくださいね。動かしてはいけない時期に、強い運動をしてしまうことが、その一つであります。
【ヒアルロン酸】
五十肩の治療に注射があります。注射の内容はヒアルロン酸です。ヒアルロン酸はここ数年注目されおり、関節液や関節軟骨に、もともと存在している物質です。年齢と共にヒアルロン酸は減少して、関節のスムーズな運動を妨害するようになると考えられています。そこで、無くなりつつある関節液の成分を補充しましょうというのがヒアルロン酸の注入療法です。
ヒアルロン酸も根本療法ではありません。何故なら五十肩の原因が特定されていないからです。あくまで補充療法になります。とはいえ、補充することで、関節の動きがスムーズになり、行く行くは痛みまで消えることも大いにあるようです。
ヒアルロン酸注射療法は肩関節に限らず、全身の関節痛の治療に応用されています。膝関節痛に対しては良く用いられているようです。ただしあくまで潤滑を良くする事が目的です。治癒に関しては自分自身の力にゆだねられます。ヒアルロン酸は身体を治してはくれません。
【ステロイド注射】
このほかにステロイド注射があります。ステロイド注射は炎症を抑えたりする効果は高く、症状の改善もみられますが、長期の使用は関節自体を壊すことがあるといわれていますので、通常は何度もしません。数回使用して効果がない場合は中止するほうが身体に対して負担は少ないでしょう。
【神経ブロック注射】
神経ブロック注射も使われる事があるようです。神経の支配域に異常が出ている場合に、専門医によって神経ブロック注射が施されます。ブロック注射は、五十肩の根本療法ではありません。痛みをコントロールするための対症療法です。
※薬物療法には上記以外以外にもあります。メディカルにて相談することが重要です。